角打ち 夜景観賞の後に!

魅力ある工場たちのご紹介

日本製鉄㈱ 九州製鉄所 八幡地区(小倉)

棒鋼・線材製品などの圧延鋼材を製造する製鉄所。全国の日本製鉄の中でも、小倉地区ほど市街地に近接している製鉄所は珍しく、都心に立地したクリーンな都市型製鉄所を目指している。
JR小倉駅新幹線口を出るとすぐに目に入る工場景観は、様々な場所から異なる表情を望むことができる。

夜景観賞
ポイント
小倉駅北口すぐ(小倉港)、延命寺臨海公園

三菱ケミカル㈱ 福岡事業所

CDやDVD、自動車部品などに使われるポリカーボネート樹脂や、下水処理に用いられる高分子凝集剤、半導体製造工場で大量に使われるイオン交換樹脂など、豊かな社会基盤づくり・健康で豊かな暮らし・情報電子社会を支える製品づくりから、未来の新素材の開発に至るまで、最先端の技術を駆使した製品づくりを行う。無数のパイプやタンクが、まるで「未来都市」のように幻想的に煌き、海から山からバイパスから、角度を変えて広範囲で楽しむことができる。

夜景観賞
ポイント
城山緑地公園、南二島

三菱マテリアル㈱ 九州工場

超高層ビルなどの建設に必要な高強度セメントや、強固な土壌を作るセメント系固化材など、高性能なセメントを製造している。特に、都市ごみ焼却灰を資源化し、多種多様なセメントを製造し、埋立処分場の延命と循環型社会構築にも貢献するなど、環境リサイクル事業にも力をいれている。林立するタンクや、幾重にも絡まる太い配管は、「闇夜に浮かぶ要塞」のように圧倒的な迫力を感じさせる。

夜景観賞
ポイント
洞北町

東海カーボン㈱ 九州若松工場

1918年、東海電極製造株式会社として創業し、常に炭素業界のパイオニアとしてさまざまな産業分野に欠かせないカーボン材料の開発を行ってきた炭素製品の総合メーカー。1941年、九州若松工場は日本で初めて、タイヤの補強材などに使用される「カーボンブラック」の国産化に成功、現在に至る。対岸から工場内の一本の煙突を中央に全体を見ると、世界遺産である「パリのモンサンミッシェル」を彷彿させる。

夜景観賞
ポイント
南二島

日鉄ケミカル&マテリアル㈱ 九州製造所

製鉄の副産物である石炭由来の油を原料とする炭素材料やプラスチック原料などの製造をはじめ、携帯電話やパソコンに使用される回路基板材料や光学ディスプレイ材料の製造などを行う。知る人ぞ知る灯観賞スポットからは、臨場感たっぷりの光景が味わえる。

夜景観賞
ポイント
西港町

日本製鉄㈱ 九州製鉄所 八幡地区(戸畑・八幡)

1901年に日本初の銑鋼一貫生産を行う官営製鉄所として操業して以来、一貫して日本鉄鋼業界のリーダーとしての役割を果たしてきた。各種鋼板、鉄道用レール等に至るまで高機能・高付加価値商品の製造を行う。海上からは、製鉄所のシンボルである高炉をはじめ、多種多様な工場景観を広範囲にわたり望むことができ、高塔山からは北九州市のシンボルである若戸大橋や住宅の灯り、その他の工場夜景も加わったパノラマの夜景に魅了される。

夜景観賞
ポイント
高塔山公園展望台

ひびきエル・エヌ・ジー㈱ひびきLNG基地

環境に優しい天然ガスを安定的かつ効率的に供給するエネルギー広域供給拠点。北部九州の都市ガス需要や産業用のエネルギー需要に応えるためのLNG(液化天然ガス)基地。大型タンクは外径約83m、高さ約54mの大きさで、タンク2基で一般家庭80万戸の約1年分のLNGが貯蔵できる。夜になると、大型LNGタンク2基と球形のLPGタンク4基が強い白色の灯りで輝き、迫力ある夜景を楽しむことができる。

夜景観賞
ポイント
ひびきどんぐり公園

クルーズで楽しめる工場夜景

ガントリークレーン 日本製鉄㈱ 九州製鉄所 八幡地区(八幡)

  • ガントリークレーン 日本製鉄㈱ 九州製鉄所 八幡地区(八幡)

関門海峡や洞海湾沿岸では、貨物の荷役を行う上で欠かせない機械の一つであるガントリークレーンを多く目にすることができる。荷役を行っていない時には、ブームをほぼ垂直に上げ、船舶の航行の邪魔にならないようにしており、その姿は「キリン」や「バッタ」のようにも映り、愛らしい印象さえ感じられる。

東京製鐵㈱ 九州工場

  • 東京製鐵㈱ 九州工場

    Koji Kobayashi

洞海湾を代表する三菱ケミカルの対面にある工場。鉄スクラップを、電気炉を使って溶かし、鉄を製造する地球環境に優しい製鉄所。幾重にも重なる配管や大規模な工場が、下からぼんやりとオレンジ色の灯りに照らし出され、たっぷりとした重厚感が味わえる。

日本コークス工業㈱ 北九州事業所

  • 日本コークス工業㈱ 北九州事業所

    Koji Kobayashi

製鉄等の原料として欠かせないコークスを生産する工場。また、CDQ設備(廃熱回収設備)で発生した蒸気を用いて発電を行っており、CO2削減にも寄与している。海上からはオレンジ色の灯りと、シンボルの2本の赤白煙突が浮かび上がり、遠くからでも躍動感が感じられる。