全国工場夜景都市

室蘭市(北海道)

室蘭市(北海道)

北海道でも有数の工業都市である室蘭市は、“鉄のまち・ものづくりのまち”として北海道の工業を支えてきました。
太平洋と内浦湾(噴火湾)の境からL字型の絵鞆半島が海にせり出し、半島に抱き込まれたような形の室蘭港は、天然の良港として昔から知られています。この港は、明治時代から石炭の積み出し港として栄え、近代製鉄業が約100年程前に興り、鉄鋼業をはじめ、造船業、石油化学工場、さらに関連する中小の会社や工場が港の周囲に林立しています。
これら工場の風景は、ランドマークである白鳥大橋、測量山ライトアップ、港の景色と相まって、ものづくりのまち室蘭ならではの北海道内でも珍しい夜景となっています。
室蘭夜景の魅力は、見下ろすばかりではなく、自分の目線にある夜景や見上げる夜景もあり、角度や高さの異なるビューポイントが多く、展望台ごとにそれぞれ見える範囲の違う眺望が特徴です。古くは昭和初期の絵はがきにも夜景が描かれており、昭和30年代後半には 夜景鑑賞会や夜景まつりなども企画・実施され、室蘭は昔から夜景が美しいことで知られています。
平成22年5月からは地元企業による夜景ナイトクルーズがスタート。海上から工場夜景を鑑賞する約50分間のクルーズが好評です。
(平成24年度 第3回全国工場夜景サミット開催地)

川崎市(神奈川県)

川崎市(神奈川県)

川崎臨海部は、日本の高度経済成長を支えてきた京浜工業地帯の中央に位置しており、工業地帯の大部分は埋立地で、7つの人工島と16の運河で形成されています。
また、多摩川を挟んで羽田空港が存在していることにより、建造物の高さが制限されているため、奥行き感のある視界が開けています。
川崎市は多様な産業が集積していることも大きな特徴で、工場のプラントも石油精製、製鉄のほか、資源リサイクルなどバリエーションに富んでおり、他のエリアにない工場夜景を楽しむことができます。
陸からは、間近に見上げたり、運河越しに対岸の工場夜景を楽しめるほか、川崎マリエン展望室から羽田空港や東京・横浜方面の夜景とともに眺める工場夜景や、首都高速道路川崎線から見下ろす工場夜景も圧巻です。
運河からは、立入禁止のエリアが多い工業地帯の裏側から工場夜景を楽しむことができ、まさに非日常を味わうことができます。
平成21年に「工場夜景ナビゲーター(工場夜景ガイド)」の養成を開始し、平成22年4月から定期運行を開始したツアーは、発売当日に売り切れになるなど、工場夜景屋形船クルーズ同様、人気を集めています。
(平成22年度 第1回全国工場夜景サミット開催地)

富士市(静岡県)

富士市(静岡県)

★写真提供
富士工場夜景倶楽部 宮崎泰一「深雪の富士に抱かれて」田子の浦港

富士市は、今から遡ること100年以上前、富士山からの豊富な湧水の恵みを受けて製紙業が普及し、田子の浦港の開港により発展を遂げた「紙のまち」です。
水源の近くに工場が創業したことなどから、富士市の工場夜景は、市内各地に点在しています。特定の範囲に密集する大規模な工業地帯のようなきらびやかさはありませんが、個々の工場を間近で見ることができます。
駿河湾の海抜0mかた富士山頂付近までを有する富士市の工場夜景の魅力は、何と言っても“富士山とのコラボレーション”。併せて、大規模な工業地帯とは一味違った“自然に囲まれた工場夜景”や“暮らしに根付いた工場夜景”など、周囲の環境と調和した夜景が見られるのも大きな特徴です。工場群の中を通る、日本夜景遺産にも認定された岳南電車から見える工場夜景も迫力があり、多くのファンを魅了しています。

四日市市(三重県)

四日市市(三重県)

四日市コンビナートは、主に石油化学系と電力系であり、石油化学コンビナートとしては日本で最初に建設されました。臨海部に連なるコンビナート群は、住民の生活エリアに隣接して立地しているところもあり、多彩な観賞スタイルで楽しめるところが特徴です。
最初の観賞ポイントとして、上空から安全かつ快適に工場夜景を観賞できる「四日市港ポートビル」があります。第3コンビナート群に隣接するように建てられたこのビルの最上階からは、すぐ目の前から約10km先までパノラマで光の絨毯のような超幻想的な工場夜景が楽しめます。
二番目として、海上から非日常な夜景が楽しめます。四日市市の臨海部は、ほぼ全域にコンビナートが立地しており、クルーズ船で海上から鑑賞すると水面に映りこむプラントが幻想的に揺れる夜景も楽しめます。
三番目として、陸上には間近で強力な光を楽しめるスポットが数多くあります。すぐ目の前でプラントの機能美や重厚な質感を味わうことも出来ますし、生活道路を車で走れば、それだけで工場夜景ドライブが楽しめます。
このように四日市市の工場夜景は、上空、海上、陸上と様々な角度から立体的に楽しめることから「3D夜景」と称されています。
平成22年からスタートしたコンビナート夜景クルーズはキャンセル待ちが続出です。
(平成23年度 第2回全国工場夜景サミット開催地)

尼崎市(兵庫県)

尼崎市(兵庫県)

尼崎市は、大阪湾ベイエリアに面し、日本有数の工業都市として発展してきました。その一方で、公害に苦しんできた歴史もありますが、市民・事業者・行政の連携と粘り強い取組により、市内の環境は大きく改善され、平成25年には環境モデル都市に選定されました。
シティプロモーションを推進するにあたり、まちの魅力を戦略的・効果的に発信する一環として、平成25年から工場夜景に着目した取り組みを始めましたが、それは、環境が改善し工場が新しいまちの魅力となるというメッセージを伝えるものにもなっています。
尼崎の工場夜景は、工場とともに歩んできたまちを象徴するかのように、身近で工場風景を楽しめる特徴があります。むき出しのパイプ、吹き出す水蒸気など、迫力ある写真を撮影することができ、写真撮影ツアーが人気を博しています。
(平成27年度 第6回全国工場夜景サミット開催地)

周南市(山口県)

四日市市(三重県)

周南市は、瀬戸内海を臨む海岸線に石油・鉄鋼・化学などの基礎素材型産業を中心とした、全国有数の石油化学コンビナートが形成されており、晴海親水公園から眺める工場夜景が日本夜景遺産の認定を受けるなど、全国的にも高い評価を得ています。
海上から工場夜景を鑑賞するクルーズツアー、客室から工場夜景を楽しめる宿泊プランをはじめ、お好みに合わせて工場夜景を満喫できるツアー、プランが実施されるなど、官民が連携して夜型観光の推進に取り組んでいます。)